2008-05-04から1日間の記事一覧

愚かさの科学、愚かさの哲学

よく思うのだけれど、人間社会の大きいドラマの根にあるかなり重要なファクターは、愚かさ、なんじゃないだろうか。例えば無知とか、無思慮とか。仮に全員が全知であれば、政治にしろ経済にしろ、今のような状態には決してならない。そういう意味で僕は愚か…

どれだけの懐疑が可能か

僕達にとって可能な懐疑のレパートリーは、どれぐらいの数あるのだろうか。有名な例をざっと眺めただけでも、有名なもので、胡蝶の夢、デカルトの悪魔、水槽の脳、マトリックス、世界五分前創造説、外国なかった説、etc,こうした種種雑多の懐疑を、トップダ…

論理を自然化せよ

歴史的に見て、私達の周りの様々な事象が、科学的世界観の中に整合的にその位置づけを得てきた。例えば古いほうから例をあげていけば、それらは天体の運動であり(天文学)、そして物質の変化であり(化学)、生き物の成長や遺伝などである(生物学)。そし…

真理

真理。多くの人々にとってこの言葉の持つ最もシンプルな意味は、「実際の所」、「本当の所」、といったものだろう。 私にとって世界はこのように見えるが、実際は○○なんだぜ 人々は××という形で世界を理解しているが、本当は○○なんだぜ といった感じで。 で…

真理、ユートピア、人生の意味

真理、ユートピア、そして人生の意味。 この三つのキーワードは自分の中の最も深い部分にある、すべての探究心のみなもと。これらは全て基本的に擬似的な問題なのだろうけれども、にも関わらず、なお自分の興味の範囲を決定するさいに大きい力を発揮する。