疑似科学叩きが流行ってはいるが・・・

なにやらはてなブログでは疑似科学叩きが流行っているようだ。もちろんおかしな考え方が拡がらないためにも、こうした事はいいことだと思うが、しかし叩いている人達の中には「科学を理解している」というより、「科学を信仰してしまっている」感じの人が結構多そうな点には少し戸惑いを感じる。科学教信者が異教徒を叩くの図、になってしまってはあまり意味がない、と思うからだけど、ここは中々難しいところ。

「正しい情報」は誰もが得たがっている。老若男女問わず、誰もが。そして誰もが間違った情報は掴みたくないと思ってる。だから何らかの情報が間違っている、あいつの言ってることは間違ってる、という類の情報には誰もが敏感だ(だから疑似科学叩きは流行りうる)。

でも逆に「正しい情報とは何か、そしてそもそも私達はそうしたものを得ることができるのか」なんていう「くだらねぇ」事を、じっくり考えてみようという人は、そう多くない。

こうした非対称性が、シンプルな形での疑似科学叩きにつながっていくのだろう、と僕は思う。