とある疑似科学を倒す方法

疑似科学に対して、「それがどうおかしいか、どういう問題点があるか」という情報を正面からマジメに発信していくタイプの活動がある。「おかしな代替医療にはまるとお金と時間だけでなく、子供の命まで危ないですよ!」というタイプの情報である。

個人的には好きである。

しかし如何せんこういう話は、その発話を届けたいと想定されている当の対象読者たちには、なかなか届かない。

もともと科学リテラシーがない人に「科学の言葉」で事実を語ってしまってるのだから、まあ、仕方がないのである。

これは、英語が読めない人に、「英語で書かれた英会話入門書」を渡す、というようなものである。


ならば!


逆に



「いかに科学リテラシーのない人達がいいカモなのか」



これを全面に押し出した実用書を多数出していけばどうだろう?


  • 『これで稼げる!成功の法則。科学無知な人たちこそが最上顧客だ』
  • 『科学無知の人の貯金は君のもの。すぐ始められる霊感商法!』

こういう本が書店にたくさん平積みされてれば、相当に科学無知な人でもさすがにジワジワと分かるだろう。これはやばいと。