ブラジルで実証:自らを絶滅させる遺伝子組み換え蚊(2012年7月27日、WIRED)

イギリスの『ガーディアン』紙は、この蚊を導入することで、ブラジルでは危険な種類の蚊であるネッタイシマカ(Aedes Aegypti)の数が、導入されていない地域と比べて85%も減少したと報じている

この遺伝子組み換えはどのように機能するのだろうか? 研究所では、限定された方法でしか繁殖できないオスの蚊が作り出された。幼虫の状態から成長するためには、テトラサイクリン系のある抗生物質を必要とする。

オスは、研究所ではこの薬を用いて育てられるが、その後自由に放たれて、天然のメスと交尾する。生まれる幼虫は、抗生物質がないので、成長することができず、死んでしまうだろう。数日で、遺伝子組み換えをしたオスの蚊も、その子孫も死ぬことになる。

手法は効果的で、コストもあまりかからず、間違いなく殺虫剤よりも環境への害は少ないとこの企業は説明する。しかし、まだあまり認知されていないため、遺伝子組み換えを恐れる世論からあまりに多くの反対にあっている。

蚊の適応能力を侮ってはいけない。これまでも高い適応能力を示してきた。例えば寝室に網戸が普及したことで、食料を求めてもっと早く、もはや日暮れ以降にだけではなく、日中から姿を見せるようになったことは言うまでもないだろう。

これはすごい。私たちは血である。なぜ私はイヌのようにワンワン泣くのではなく、こうしてブログをコソコソ書いているのか、それは血である。私の血がイヌと違うからである。こうした血そのものに対する直接的な工学的アクセスが始まっている。これは新しい時代である*1

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この蚊を減らすために使われたアイデアを、対人間、すなわち生物兵器として使用したならどうなるか?

超イケメンの美男子、結婚願望が強く女性とすぐ結婚する、妻想いの素敵な旦那となるが、産めども産めども子供は死産、または若くして病気で死ぬ。そして女性が出産適齢期を過ぎた頃、そのイケメンも病気でぽっくり死ぬ。これが他民族絶滅用 イケメン兵器である。

どうでしょう。こんなのいや?それとも騙されてもいい?どうでしょうか。

*1:血に対する「間接的な」工学的アクセスであれば、何?千年も前から行われているので、それほど珍しい話ではない。それはたとえば、家畜の掛け合わせであり、作物の品種改良であり、愛玩動物の繁殖であり、そして私達の結婚である。ぬこがあれほど可愛いのも工学的な人為淘汰の結果である。ぬこ恐るべし。進化おそるべし。