コンピューターの進歩の先 - 技術的特異点


技術的特異点という概念がある。アメリカの技術者レイ・カーツワイルによって広められた言葉で、近い将来、コンピューターの進歩が人工知能を生み出し、そしてその人工知能の能力が人間の能力をこえた瞬間のことを指している。この時から先というのは、人工知能が、自分自身をプログラムし直すということ始める。そうすると知能の進歩は強烈な速度で進展するようになり、もはや現在の僕達の能力では、そこから先の未来は予測できない(だから特異点という名前がついている)。

こうした時代が来ることに関しては、僕は「必ず来るだろう」と思っている(これといった原理的障壁が見当たらないから)。とはいえカーツワイルはこれを2050年代としている。そんなに早く来るだろうか。技術の推移を見守って生きたい。

ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき

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