2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

疑似科学を自然化する、そして自然科学を自然化する

「自然現象としての宗教」(Religion as Natural Phenomenon)というテーマでデネットが本を書いているが(まだ読んでない)、疑似科学に関しても長い目で見たらそういうスタンスを取っていくべきだと思う。 つまり疑似科学というのは、ホモ・サピエンスという…

クオリア空間の数学的性質

MITの応用数学者 R. P. Stanley は次のような性質の空間としてクオリア空間を抽象化している(Stanley, 1999)。 無限次元(infinite-dimentional)可分(separable)実(real)位相ベクトル空間(topological vecter space)中の閉(closed)点コーン(pointed cone)。 …

苦悩と苦悩を因果的に繋ぐ

打ち捨てられる個人や集団が生まれてこない為には 人間の苦悩は、他の人間の苦悩へ、因果的な結合を持っていなければならない、 しかし現実問題としては、進化が私達にもたらした心理メカニズムには、それとは逆の方向性を持つ因果的結合さえ据え付けられて…

動画で見る人工内耳

今日は人工内耳という技術に関する動画を紹介します。 まず人工内耳とは何か?以下、Wikipediaより。 人工内耳(じんこうないじ)とは、聴覚障害者の内耳の蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具である。‐出典 Wikipedia 人工内耳 ちょっとわかりにくい…

食事中の方すいません

二次元世界(flatland)の生物は、口と肛門を別の場所に持つことはできません。つまりもし口から食物を取り入れたら、その口から直接 消化した物質をゲボゲボと吐き出さなければなりません。なぜなら・・・そうでないと体が二つに分裂してしまうからです(図…

論理はニューロンではなく関係性

こちらのブログで面白い文章がありました。早速飛びつきます。 アプリオリな総合命題としてのグリッド細胞 - 生物を数理的に考える 以下、kannkeisyoruiさんの文章。 脳の中に「論理ニューロン」はおそらくありません。 なぜなら、論理は、モノや対象でなく…

やっと来た。プラネテス。

プラネテス、全四巻。昨日届いた。 宇宙のゴミ回収業者で働く若者が、宇宙の冷酷性と美に触れ、そして人の暖かさに守られつつも反発し、そして自分と葛藤しながら、少しずつ成長していく、そういう姿を描いたドラマだった。ぶっ飛んだ主張や妄想・テクノロジ…

疑似科学叩きが流行ってはいるが・・・

なにやらはてなブログでは疑似科学叩きが流行っているようだ。もちろんおかしな考え方が拡がらないためにも、こうした事はいいことだと思うが、しかし叩いている人達の中には「科学を理解している」というより、「科学を信仰してしまっている」感じの人が結…

プラネテス

見たことはないのだけれど、YouTubeでプラネテスというアニメのエンディング曲を聴きました。素敵な曲だったので、一体どんな内容の話なのかが気になってきてしまいました。というわけでAmazonで漫画を注文。今日届く予定。しかし今日はあと4分しかない!

健康のためなら死んでもいい!

・健康のためなら死んでもいい! この言葉を見るたびに、人はなんと不条理な欲求をもてるものかといつも歓心する。歴史的に、ユートピアを志向して作られた世界がしばしばディストピア的あったのには 人のもつこうした愚かな性向が大きく関わっているだろう…

束縛条件の強さ

ユートピアの製作を最適化問題の一種と捉えるために、束縛条件について少し考える。 とはいえ束縛条件を記述するにも、その記述の仕方自体に世界の捉え方の影響が大きく入ってくるのだが、まあとりあえずそういうややこしい問題はおいておく。 (こういう問…

fMRI情報から思考中の名詞をデコードする

このエントリは以前にミスって消してしまったエントリです。脳科学の研究についてのエントリーでした。Googleキャッシュを元に復元しました。ちなみに誤ってエントリを消したあとに、別のブログでこの研究について書かれているのを見つけました。プロの方々…

女ってなんでこんなに美しいんだろう。 進化が僕を、そして彼女達を、そう感じられるような状況へと追い込んできたのだけれど、 でも本当にキレイだ。