2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の落書き もうおこったゾウ

ひとつ前のエントリーがゾウの話だったので、ゾウ。

イデア界の構造はどんなだ(妄想)

数学の分野の概念でイデア界という概念があります。正しくは数学分野の概念というより、数学的な概念の存在論に対してプラトニズムと呼ばれる立場を取る人々が心の中に抱いている、理念的なものだけからなる仮想の世界のことです。プラトニズムの立場を取る…

ゾウであるとはどのようなことか

YouTubeでこんな動画を発見した。 『ゾウが絵を描く』という動画である。タイのチェンマイで取られたらしい、ゾウが絵を描いてる姿を収めた約8分の動画だ。この動画には僕はかなり驚いた。僕も絵を描くのが好きなのだが、ゾウも絵を描くのが楽しそうなのだ。…

今日も朝が来た。

朝っぽいフレーズ。

読書

本を読むとき喫茶店やファミレスに行くことがある。適度に周りがうるさい方が集中できる。

ユートピアと最適化問題、変数の範囲

ユートピアの製作は最適化問題の一種として捉えることが出来る。ただしここで選択する変数は、いわゆる政体や社会システムだけではなく、「私達自身」も含めなければ、ほとんどどんな変化も望めない。つまり「人間である」ということは最適化のさいの制約条…

クオリア空間上のトラジェクトリ

神経科学(科学)、人工知能研究(工学)、心の哲学(哲学)、と様々な方面からクオリアに関する議論が行われているが、僕はその中でもクオリアに対する数学的なアプローチを持つ研究に惹かれる。特にクオリア空間とか現象空間とかと呼ばれる、主観的な意識…

過少決定と不良設定

科学哲学における過少決定(underdeterminaiton)は、逆問題における不良設定問題(ill-posed problem)として理解できるはず。

沖縄

沖縄からは素敵な音楽がたくさん出てくる。なぜなんだろうと思うけど、理由はよく分からない。ひょっとすると単純に、美しい空と海、それが人々の心を洗ってくれているから、かもしれない。

不幸と改善、間のズレ

無学は改善されるべき状態だろうか?今の社会では、貧しい地域に学校を作ったり、奨学金制度を用意したりと、質の高い教育を全ての人に授けよう、という系統の熱心な活動がそこかしこで日常的に行われている。もちろん僕はそういう活動をいいことだと思うし…

今日の落書き 『SYNC』

ちょうどいまこの本を読んでいる。おもしろい。SYNC作者: スティーヴン・ストロガッツ,蔵本由紀,長尾力出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/03/29メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 82回この商品を含むブログ (51件) を見る

どれだけの物理理論が可能か

ガリレイそしてニュートン以来、物理学は方程式を用いて、観測される様々な現象の予測と説明を行ってきた。理論から出てくる予想が、実際の観測結果と合うなら、その理論は「真である」または控えめに言えば「使える」とされる。様々な理論が生まれては消え…

今日の落書き カン

僕はどちらかというとコカコーラ派。でもペプシも嫌いじゃない。

「地獄への道は善意で舗装されている」

人の持つ「愚かさ」に注目する一貫として、愚かさに関わる言葉を集めていこうと思う。 まず最初の言葉は「地獄への道は善意で舗装されている」はてなキーワードの解説がやたら詳しい。 それによるとこれはイギリス、ドイツのことわざで、1850年ごろに生まれ…

メカメカしてるぜ、ホーキング

理論物理学者のスティーブン・ホーキング。コンピュータで生成した音声を通じて発表を行うことは知っていたが、動画はみたことがなかった。 動画の前半の8分は、用意した原稿を頬で操作して読み上げているだけ。しかし演説の終わった8分20秒あたりで司会者の…

今日の落書き 横顔

はてなのお絵かき機能。絵の具を出さないでもすぐ色つきの絵が描ける。MSペイントより高機能。けどフォトショップほど重くない。ちょうどいい手ごろな感じ。というわけで久々に落書き。気づいたら少女漫画風、誰かの横顔。そういえばこういう絵柄の女性漫画…

ボールぽこぽこ、ホッピングボールマシン

ホッピングボール:何が面白いのか、どんなことを考えるのか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 2008.05.09 考えて見た。 ホッピングボールマシンの記述問題 ホッピングボール・マシン - mzsmsの雑記 2008.05.10 こちらで、ホッピングボールの入出力関係を入り口次…

頻度依存の不適応

進化生物学で頻度依存選択という概念があるが、http://d.hatena.ne.jp/Chazuke_man/20080508/1210212112で述べた話も、ある程度それに似ている。「社会のあり方」が成員の構成比によって決定されるため、各成員の社会への適応・不適応が同一の形質を持つ人々…

コンピューターの進歩の先 - 技術的特異点

技術的特異点という概念がある。アメリカの技術者レイ・カーツワイルによって広められた言葉で、近い将来、コンピューターの進歩が人工知能を生み出し、そしてその人工知能の能力が人間の能力をこえた瞬間のことを指している。この時から先というのは、人工…

精神が病む?

精神を病んでいる。精神に障害を追っている、みたいな言葉が普通に使われるが、このレベルの議論は本当は完全に相対主義的な色彩に染められる。一般に病的であるかどうかの目安は、社会に適応できてきるかどうか、に合わせられているが、適応すべき社会の方…

論理の神経基盤は?

意識の神経基盤の議論は盛んだが、論理の神経基盤の話はどうもあまり為されていないようだ。なぜだろう。論理のどこまでが人間の脳の構造に担保されてるもので、どこからがこの宇宙の構造に担保されてるものなのか、そこら辺がかなり気になる。 オルタナティ…

脳構造をグラフ構造へ変換する - コネクティビティ・マトリックス

脳内での空間的に離れた二地点間での接続の強さを行列の形にしてあらわす方法がある。つまり脳の状態を数学的構造へと抽象化する方法である。数式で書くとこんな感じ。 この行列の大きさは、領域分けの精細さに応じて、小さくなったりとてつもなく大きくなっ…

人脳の牢獄 - 看守は先天的な構造

今日何時に布団に入るか、それは選ぶことはできるかもしれない。今日の晩飯に何を食べるか、それも選ぶことはできるかもしれない。けど「眠りたい」という欲求をもつかどうか、というのは僕が選べることじゃない。また「食べたい」と思うかどうか、というの…

仏教ですごいと思う概念 空

仏教は歴史も長く、そこには色々な概念が含まれている。僕はそのほとんどをよく知らないのだけれど、「空」という概念、これはすごいと思う。この概念がすごいというか、こんな珍妙な概念を大切なものとして重視してきた仏教のスタンス、それがすごいと思う…

インストーラー

映画「マトリックス」や「攻殻機動隊」に出てくる人々の首の後ろには、同軸ケーブルを差し込むための穴ぼこがついている。仮想世界に飛び込むとき、互いに何かの通信をするとき、何かを学習する時(インストールするとき)、この穴ぼこを通して情報の伝達が…

愚かさの科学、愚かさの哲学

よく思うのだけれど、人間社会の大きいドラマの根にあるかなり重要なファクターは、愚かさ、なんじゃないだろうか。例えば無知とか、無思慮とか。仮に全員が全知であれば、政治にしろ経済にしろ、今のような状態には決してならない。そういう意味で僕は愚か…

どれだけの懐疑が可能か

僕達にとって可能な懐疑のレパートリーは、どれぐらいの数あるのだろうか。有名な例をざっと眺めただけでも、有名なもので、胡蝶の夢、デカルトの悪魔、水槽の脳、マトリックス、世界五分前創造説、外国なかった説、etc,こうした種種雑多の懐疑を、トップダ…

論理を自然化せよ

歴史的に見て、私達の周りの様々な事象が、科学的世界観の中に整合的にその位置づけを得てきた。例えば古いほうから例をあげていけば、それらは天体の運動であり(天文学)、そして物質の変化であり(化学)、生き物の成長や遺伝などである(生物学)。そし…

真理

真理。多くの人々にとってこの言葉の持つ最もシンプルな意味は、「実際の所」、「本当の所」、といったものだろう。 私にとって世界はこのように見えるが、実際は○○なんだぜ 人々は××という形で世界を理解しているが、本当は○○なんだぜ といった感じで。 で…

真理、ユートピア、人生の意味

真理、ユートピア、そして人生の意味。 この三つのキーワードは自分の中の最も深い部分にある、すべての探究心のみなもと。これらは全て基本的に擬似的な問題なのだろうけれども、にも関わらず、なお自分の興味の範囲を決定するさいに大きい力を発揮する。