ポストヒューマンは価値の底を抜く

ポストヒューマン(技術的に改変された、未来の人間のこと)は、今の人間より、強く、より長生きで、より賢く、より幸せな、ただそういうだけの存在として想定されていることが多い。 しかし確実にそうはならない。改変が、そうした今の僕らの価値の線上で行…

見え方

千の風になって

オペラ風の歌唱と切ない歌詞で大きく広まった「千の風になって」。 ネット上をウロウロしているとけっこう色々なカバーがあった。 いくつか紹介。 うちなーぐち(沖縄弁)風カバー うちなんちゅ(沖縄の人)が歌う千の風になって。なんかしぶいなー^^ ジャズ…

究極の問い

「なぜ世界は在るのか」なぜ「何もない」ではなく「何かが在る」のか。 世界の創造・・・ビッグバン・・・ そんなものなかったとしても、つまり世界が本当に何一つなかったのだとしても、理屈としては、別に問題ない。この問題は、子供達が問い、宗教家達が…

お盆

ナスビの牛とキュウリの馬。ご先祖さまはこれに乗って、この世に帰ってくるらしい。

ソラリスの陽のもとに

ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)作者: スタニスワフ・レム,飯田規和出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1977/04メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 377回この商品を含むブログ (152件) を見る読んだ。読み始めたきっかけは、宇宙人もののSFにあ…

ひろがり、かんけい

時間的・空間的なひろがり(非局所性) 情報 情報を運ぶのは文字ひとつひとつではない。その組み合わせ。関係性。時間的空間的広がりを必要とする。情報はまだ明確に定義されていない(特にその意味論的側面の取り扱いは、無視すべきなのかどうかも含め、は…

物理の解説書で時々みかける<観測者>

物理の解説書で時々みかける<観測者>の横顔の絵。 こいつは正面から見るとこうなっている。

雷の超高速撮影

YouTubeで雷を超高速撮影した動画を見た。まるで生きているかのよう。 方々に伸ばされた触手は、勝者総取り(Winner-take-all)で、一つだけが生き残る。すごい。

possible brain と possible qualia

R. P. Stanley は1999年の論文で possible brain と possible qualia という言葉を使っている。possible brain とは、この宇宙で実現可能な全ての脳状態のこと。そして possible qualia とはそうした実現可能なそれぞれの脳状態が体験する主観的な体験のこと…

タヌキの動画

たぬきは人を化かすもんだとばかり思ってたら、どうやらその本性は生まれついての盗っ人らしい。ビスケットを盗むタヌキ。 キャット・フードを盗むタヌキ。 足拭きマットまで盗む。

部分空間として色空間を持つように想定される

クオリア空間というものについて考える際に、多くの人に参照されている概念がある。それは色空間の概念だ。色空間というのは軸の取り方によって表し方は様々に変わるが、それは三次元のベクトル空間として表される。 身近な所だと、PCなどで使用する0から255…

ネットの重さを表す

ネットを見ていると時々異様に重くてイライラさせられる事がある。そんなときの定型句。「なんでサーバーを火星に置くんだ?」

最近のCG

昔はNHKスペシャルのポリゴン丸出しのCGでも感動してたけど、最近ではもっと技術が進んでいる。特に最近のCGで目を引く点は物理演算だ。 2006年の技術展覧会に出品された最新のCGソフトの動画。水がリアルすぎる。 こちらはCrysisというパソコン・ゲームのプ…

喫茶店で読書に集中するはず

家で本を読んでいると気が散るので、集中するために喫茶店へ行った。 で、喫茶店で読書しながら店内に流れている音楽に何とはなしに耳を傾けていたら、ある発見をした。カフェで流れているような曲にはある一定の共通した特性がある。カフェで流れているよう…

グレッグ・イーガン『順列都市』

SF作家グレッグ・イーガンの『順列都市』という作品を読んだ。これは面白い。中でも作中に出てくる『塵仮説』という妄想が良かった。順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10/01メ…

ドリカム中村正人が結婚だ

ドリカムのメンバーであると同時に、さりげにソニックの楽曲も担当していた中村氏が結婚したらしい。 ドリカム中村正人が結婚!お相手は29歳年下 - スポニチ wikipedia:中村正人 二人の年の差よりも、中村正人が49才であることに驚いたw 何はともあれ、お…

構成不変の原理とネーターの定理 意識の保存則問題

ひとつ問題を思いついた。心身問題に属する問題だが、内容がかなり具体的。これはヤバいかもしれない。 構成不変の原理にネーターの定理を適用した場合に導かれる保存則を求めよ。 構成不変の原理とは(Principle of organizational invariance) とりあえずま…

疑似科学を自然化する、そして自然科学を自然化する

「自然現象としての宗教」(Religion as Natural Phenomenon)というテーマでデネットが本を書いているが(まだ読んでない)、疑似科学に関しても長い目で見たらそういうスタンスを取っていくべきだと思う。 つまり疑似科学というのは、ホモ・サピエンスという…

クオリア空間の数学的性質

MITの応用数学者 R. P. Stanley は次のような性質の空間としてクオリア空間を抽象化している(Stanley, 1999)。 無限次元(infinite-dimentional)可分(separable)実(real)位相ベクトル空間(topological vecter space)中の閉(closed)点コーン(pointed cone)。 …

苦悩と苦悩を因果的に繋ぐ

打ち捨てられる個人や集団が生まれてこない為には 人間の苦悩は、他の人間の苦悩へ、因果的な結合を持っていなければならない、 しかし現実問題としては、進化が私達にもたらした心理メカニズムには、それとは逆の方向性を持つ因果的結合さえ据え付けられて…

動画で見る人工内耳

今日は人工内耳という技術に関する動画を紹介します。 まず人工内耳とは何か?以下、Wikipediaより。 人工内耳(じんこうないじ)とは、聴覚障害者の内耳の蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具である。‐出典 Wikipedia 人工内耳 ちょっとわかりにくい…

食事中の方すいません

二次元世界(flatland)の生物は、口と肛門を別の場所に持つことはできません。つまりもし口から食物を取り入れたら、その口から直接 消化した物質をゲボゲボと吐き出さなければなりません。なぜなら・・・そうでないと体が二つに分裂してしまうからです(図…

論理はニューロンではなく関係性

こちらのブログで面白い文章がありました。早速飛びつきます。 アプリオリな総合命題としてのグリッド細胞 - 生物を数理的に考える 以下、kannkeisyoruiさんの文章。 脳の中に「論理ニューロン」はおそらくありません。 なぜなら、論理は、モノや対象でなく…

やっと来た。プラネテス。

プラネテス、全四巻。昨日届いた。 宇宙のゴミ回収業者で働く若者が、宇宙の冷酷性と美に触れ、そして人の暖かさに守られつつも反発し、そして自分と葛藤しながら、少しずつ成長していく、そういう姿を描いたドラマだった。ぶっ飛んだ主張や妄想・テクノロジ…

疑似科学叩きが流行ってはいるが・・・

なにやらはてなブログでは疑似科学叩きが流行っているようだ。もちろんおかしな考え方が拡がらないためにも、こうした事はいいことだと思うが、しかし叩いている人達の中には「科学を理解している」というより、「科学を信仰してしまっている」感じの人が結…

プラネテス

見たことはないのだけれど、YouTubeでプラネテスというアニメのエンディング曲を聴きました。素敵な曲だったので、一体どんな内容の話なのかが気になってきてしまいました。というわけでAmazonで漫画を注文。今日届く予定。しかし今日はあと4分しかない!

健康のためなら死んでもいい!

・健康のためなら死んでもいい! この言葉を見るたびに、人はなんと不条理な欲求をもてるものかといつも歓心する。歴史的に、ユートピアを志向して作られた世界がしばしばディストピア的あったのには 人のもつこうした愚かな性向が大きく関わっているだろう…

束縛条件の強さ

ユートピアの製作を最適化問題の一種と捉えるために、束縛条件について少し考える。 とはいえ束縛条件を記述するにも、その記述の仕方自体に世界の捉え方の影響が大きく入ってくるのだが、まあとりあえずそういうややこしい問題はおいておく。 (こういう問…

fMRI情報から思考中の名詞をデコードする

このエントリは以前にミスって消してしまったエントリです。脳科学の研究についてのエントリーでした。Googleキャッシュを元に復元しました。ちなみに誤ってエントリを消したあとに、別のブログでこの研究について書かれているのを見つけました。プロの方々…